春の兆しが見えたかと思うと寒い冬空に戻ってしまうという、季節が変る時の状況が続いてますが、お教室では早くも雛祭です。
今月はお子様の入試でお休みの方も多かったのですが、シンガポールから一週間の休暇で
ご帰国されたAさんがご参加です。
以前からご帰国のときは是非参加させてくださいとの御希望がありまして、実現することになったのです。
雛祭の頃の色と言うと、桃色、萌黄色、菜の花色など優しい色を使うことが多いのですが、
今年は、若菜色に朱を重ね、ひな壇の毛氈をイメージしてみました。
センターにはお重に菜の花と桃を入れ「右近の橘」を金柑で表し「左近の桜」を桃色と白のあられでイメージしました。
一寸工夫するとご家庭には表現する事が出来るお道具が沢山あるはずです。
個性のある雛祭のコーデイネートです。
例年にない寒気で作物の収穫にも遅れが出ているようです。
熊本の筍が手に入らなかったり、驚くようなお値段の食材だったりで、
お献立を変えなければいけない事が出てきてしまいました。
それ程手間をかけずに、見栄えも良く盛り付け、春のお祝いのお献立に致しました。
ご飯には熱々のスープをかけていただきます。
洋風甘酒は
こちらでご紹介しております。
柔らかく煮た金柑をゼリーで固めて、金柑のソースで頂きます。
上の写真にもありますが、こちらは数年前箸置きとして作ってくださったものです。
でも汚れた時を考えると、箸置きには使えず雛祭のフィギュアとして使ってます。
とても丁寧なお仕事をされてます。