長かった雨のシーズンも、終わったようです。昨日の予報では梅雨明けは少し先のようなことを言ってましたが、
強い日差しがでてきました。さあ例年より遅い土用干しです。
昨年漬けた梅干が、おいしくしあがらなかったので、今年はお休みしようかしらと思ったりもしたのですが、
矢張り漬けました。毎年の行事って気になりますね。特にこの梅仕事は。
かめの中の赤梅酢にも、充分太陽を浴びさせてあげると、透明感のある綺麗な赤梅酢が出来上がります。
赤紫蘇は乾燥させて細かくし、ゆかりにします。
完熟してない梅も少しですが漬け込んだのが原因で、これらは赤紫蘇の色の染まり方が悪いようです。皮も固めです。
このように、毎年反省材料が出てきています。
太陽を浴び始めて一時間くらいすると、もう表面が白っぽくなってきます。
一日一回返してあげながら、三日三晩そのまま干すのが理想のようですが、夜、雨が降ったら何て考えてしまうと
出しておけないのです。でも一晩だけは出しておきます。これをすることにより皮が柔らかくなるそうです。
干し終わった梅干は、勿論直ぐいただけ、新鮮な風味を楽しめますが、私は塩なれするまで、一年間密閉容器に入れ保存します。
以前、NHKのきょうの料理でも梅干の漬け方をなさってらっしゃる,都築美佐子さんのお作りになった梅干を、
二粒頂いたときの感激は言葉では表せないものがありました。
梅と塩の関係が一体となりなんともまろやかなお味を出していたのです。
それからは、15%の塩を18%に塩梅し、まだまだ程遠いお味ではありますが、気がついたらとってもいい塩梅に出来上がっていた。
なんて事になるように願いつつ、続けております。
さあ、今年の出来はどうなるでしょうか。
その他の梅仕事は、また後ほど。