6月は、鮎解禁です。お教室でも久し振りに鮎料理です。前回鮎の塩焼きを致しましたので、今回は
5月に作った、山椒の有馬煮をつかって「鮎の山椒煮」です。今月は和食です。
和食は沢山の種類の食材と細かな作業がありますので、狭いお台所は大変です。
そして話題は、もちろんワールドカップで持ちきりです。ご贔屓の選手の事や、
にわか評論家による厳しいチェックが入ったりと,毎回大変賑やかなお教室になりました。
夏は、織部焼の器はあまり使わないのですが、このまな板皿の模様を、
川の流れに見立て、と草と利休草、すずめうりで鮎が泳いでいた
川をイメージしております。
コーデイネートする時は、まず食卓に何を表現するかイメージします。
このイメージには大切な色も含まれます。
それをお道具や花、置物(フイギュア)などを使いながら作っていきます。
このイメージがしっかりしてないと、お道具を並べただけの食卓や、
お料理を山のように並べただけの食卓になってしまいます。
上段左から、なすとあなごの丼、じゃがいもとピーマンの辛し和え、
タコとひらめのマリネ。
下段左から、トマト仕立て椀、薄切りたくあんとみょうが、
錦玉羹とぷるぷる梅酒ゼリー。
下、鮎の山椒煮
頭から全ていただける様にするには、圧力鍋の力を借りました。
それによって薄味で煮あげる事ができます。圧力鍋は,ふいてから火を落とし10分から15分。
別鍋に移して調味料をくわえコトコトと炊きました。
盛り付けのあしらいに使っている葉は蓼の葉です。焼鮎の時はこの葉をすって蓼酢をつくります。
揚げ茄子の煮浸しとオクラをそえました。