温かな日と寒い日が交互にやってくる、季節の変わり目になりました。
今月のお教室では、一足早い雛祭です。
お子様の受験も終わり、ほっとされた方々の笑顔。
お疲れ様でした。
コデイネートはお雛様のイメージを強く出すより春の野のイメージを出し、
朱と金色の可愛いお重でお節句のお祝いを表現しています
お重に中には雛あられが入っていてお食後のお楽しみです。
現在はシンプルなコーデイネートが主流になっていて、この流れは私も好きな傾向なのですが、
シンプルは何もしないと言うことではなく、自分が持っているイメージを形で表現してゆくのですが、それがなかなか難しいことなのです。
球根と切花で春の野をイメージして作ります。
食卓には土は置かない約束事がありますが、最近は気にしないようですね。
とはいえ、私は気になりますのでこれも土は使わずオアシスに充分水を含ませて、
球根は水栽培で育つ植物ですからこの方法で元気でいてくれます。
困るのは、ムスカリは茎がどんどん伸びますので、
5cmほどで蕾だったのも一週間で8cmほどになりイメージが変わってきてしまうことです。
雛祭には緑、赤、白の菱餅を添えますが、これも健康と長寿を願う意味があります。
青磁の菱形の器を使い表現します
献立
赤梅酢でほんのりと桃色ご飯に、おじゃこと大豆のふりかけです。
アサリの潮汁、、まぐろのごま焼
牛肉の春野菜巻き、白菜とつみれの煮物、さつまいもケーキ、洋風甘酒
洋風甘酒は雛祭の食卓の定番メニューです。
優しいイメージのお花で纏めてます。
ムスカリ、スノーフレーク、ラナンキュラス、
お雛様の横のお花は、桃とアマリリスです。
意外な組み合わせなのですが、とても気に入ってます。
段飾りを飾らなくなって、何年たつのでしょうか。
この小さな一刀彫のお雛様で楽しみます。